Asia-Euro Policy Dialogue

概要About AEPD

AEPDとは

プロジェクトの概要

 東南アジアは、経済のグローバル化が進む中で、世界経済の不安定性や影響力を増す大国間の競争の激化による脅威にさらされています。また、この地域は世界全体において政治的な不確実性リスクが高まる中、ダイナミックな経済成長を成し遂げている地域でもあります。さらに、民主化が進む中、より一層説明責任を果たし、人権を尊重することにより、国民の広い層を政治に参加させ、政府の正当性を高めていくことが求められている地域です。

 一方、欧州と日本は、同様のグローバルな状況に対応しつつ、貿易、マクロ経済、セーフティネット、健康、環境、エネルギー、災害対策等の様々な分野で多くの課題に直面し、一定の経験と教訓を蓄積してきました。このような欧州と日本の経験の一部はASEANの国々にとっても参考となりうる点もあると思われます。

 ASEAN・欧州・日本によるプロジェクト「Asia-Euro Policy Dialogue(AEPD)」は、この3地域の間で東南アジアの現状と将来についての知的交流を強化することを目的としています。また、国際社会において東南アジアが持つ政治的・経済的な重要性への認識を高めるとともに、欧州と日本が有する様々な経験を、成功したものも失敗したものも含めて、東南アジア諸国が学び、政策決定に活かせるようになることを期待しています。

 具体的な事業として、ポリシーフォーラムを毎年開催するとともに、研究者や政策担当者を対象としたフェローシップ・プログラムを行います。

 ポリシーフォーラムは、優れた研究者や政策決定者が様々な政策分野について意見交換を行い、これらの意見や見解を世界に広めることにより、東南アジア地域が直面する問題に対する理解を深め、具体的な政策決定に役立ててもらおうというものです。東南アジア、欧州、日本のみならず、重要なパートナー国である中国、豪州、米国からも参加します。

 また、フェローシップ・プログラムは、各地域からフェローを派遣して、知的な交流を推進し、それぞれのフェローが自らの国際的なネットワークを広く深くすることを目的としています。ASEAN・欧州・日本の代表機関がメンバーとなっている運営委員会がフェローを決定し、毎年、各地域から数名のフェローを2ヶ月間相互派遣します。


プロジェクトの連携枠組

 本事業は、独立行政法人国際交流基金アジアセンターと国立大学法人政策研究大学院大学/政策研究院との共同事業であり、資金は国際交流基金から拠出されています。事業の推進に当たり、東南アジアにおいてはインドネシア戦略国際問題研究所(CSIS)、欧州においてはフランス社会科学高等研究院(EHESS)が各々の地域の取りまとめ機関となり、日本においては政策研究院がプロジェクト事務局として3地域間の連携を図ります。

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