修了生の声

松井未来生

松井未来生

三重県農林水産部
フードイノベーション課イノベーション創出支援班

農業政策コースでは異なる地域や職歴、経験や年齢の離れた同級生たちと「農業政策」という共通項で学ぶことができました。また、行政、農業分野、食品産業分野の最前線で活躍される講師の皆さまの現場での経験に基づいた知見を広く深く学ぶことができたと思います。

他の自治体や民間企業をバックグラウンドに持つ学生や海外からの留学生達との交流もGRIPSの大きな魅力の一つだと思います。共通した地域課題や独自の政策、行財政運営についてディスカッションを行ったことや、文化の違いについて教えあうこともあり、自分の自治体の現状や価値を再確認することができました。

職場を離れて政策についてじっくり考えるという貴重な時間をいただいたこと、その中で多くの人と交流し多様なネットワークに参加できたこと、それを職場に持って帰れたことは財産であると感じます。今後はこの財産を活用し、地域や農業・農村の発展に寄与できればと思います。

古谷野恭代

古谷野恭代

茨城県
県西農林事務所
企画調整部門
企画調整課

私は,GRIPSで行政運営に関する専門的知識や国内外の農業情勢・農業政策・先進的な政策事例について各分野の第一線で活躍されている先生方から学ぶことができ,農業政策の構想に必要な知識を身につけることができました。

そして,ポリシープロポーザルでは,政策提案にあたり現状を様々な角度から分析した上で,どのような目的のために行政として何をする必要があるのか明確な問題意識を持つ重要性に気づくことができました。さらに,政策が机上の空論とならないように,アンケート調査や現地調査などを行い,現場の意見を踏まえた実行性の高い政策を提案していくことが必要だと感じました。

これから,県の職員として様々な所属で色々な角度から農業に携わる仕事をしていくことになると思いますが,GRIPSで学んだことを活かして,茨城県の農業のために必要な政策を積極的に立案していきたいと思います。

最後に,先生方,国や各地方自治体の方,農業・食品産業に関わる方等と幅広いネットワークを築くことができましたので,これを一生の宝として大切にしていきます。

三宅真人

三宅真人

北海道農政部
食の安全推進局
食品政策課食品企画 グループ主任

近年TPP合意をはじめとした、劇的な国内外社会情勢の変化の中で、地方自治体は、人員縮減という厳しい環境の中で、主体的かつ独自の政策立案と実行が求められております。

今回の修士課程農業政策コースを通じて、政策立案者の立場や政策の正義は何かという問いに取り組むことになりました。

これらの問いは簡単に答えの出ない難しい課題で、結果的に私の中で明確な答えはでないままでしたが、修士課程1年を通して精一杯悩み抜くことができました。

農業政策コースでは他に、米、農協などに係る政策について、政策立案に影響する要素や、政策が社会にもたらす影響について、様々な文献や講師の実体験を通じて学ぶと同時に、講師と受講生間で議論することで、日本全国、作目にこだわらない広い視野や、議論を前に進めるための質問力などを学びました。この点で、食料・農業・農村政策特論をご担当頂いた岡島先生に厚く御礼申し上げます。

政策推進の現場に戻った現在、身につけた政策立案者としての基盤を用いて、実践することが自らの役割であると感じております。

これからも、議論すること、悩むことに恐れず取り組み、北海道農業の振興にますます寄与して参りたいと思います。

最後に、様々な学びの場を与えていただきまして講師陣を始め関係者の皆様に感謝申し上げます。

舟木隆純

舟木隆純

茨城県
福井県農林水産部
食料産業振興課
流通・販路開拓グループ企画主査

平成13年4月に福井県庁に入庁した私は、平成27年4月から1年間、政策研究大学院大学農業政策コースで勉強させていただく機会をいただきました。平成28年4月からは福井県庁に戻り、食の輸出に関する業務に携わっております。

正直な話、こんなに早く当大学院で学んだことを活かせる部署に配属になるとは思ってもいませんでしたが、当大学院で得た知識や人的ネットワークのありがたみを毎日噛みしめているところです。

例えば、原先生の「国際食料・農業論」では、日本や東南アジアの農業農村の変遷が、現代の農業政策を考える上で重要な道標となることを教わりました。また、中国、ブラジル、ヨーロッパなど各地域に精通した外部講師の講義もあり、世界的な食糧の動向が与える影響の大きさや、TPP、WTOなど世界的な視点を持ちながら、地域農業を考えていかなければならないことを教わりました。

中でも、世界的な食糧変動による影響や、為替が与える影響、WTO上の協定により輸出補助金が禁止されていることなど、当大学院で教わったことが、本県の食の輸出に関する政策を立案する際の資料作成に役立っております。

最後に原先生の講義を受ける方へのアドバイスを一つ。「猛スピードで走るバスに乗り遅れるな!」

 堀切川貴代

堀切川貴代

静岡県経済産業部
農業局農業ビジネス課主査

1 学校生活全般
一年間の政策研究大生活では、経済学や国の政策論、法律や税金、行政経営、財政学などの行政職員としての基礎となる幅広い勉強をさせていただきました。また、自らテーマを設定し、約1年間かけてポリシーペーバー(卒論)を作成しましたが、一つの課題について深く深く考える、またとない貴重な機会となりました。それらを通し、政策立案し、対外的に理解してもらうためには、感情論や感覚だけでなく、客観的なデータを揃え、理論的に説明することの重要さを痛感しました。また、今までは、農業支援の現場で、目の前の農家のために仕事をしてきましたが、「なぜ、税金を使って農業を支援していくのか?どうすれば県民に理解を得られるか?」という視点が加わり、仕事の進め方を改める(見直す)きっかけになりました。

2 「食」を通じた地域振興論
民間の食品・流通企業などのバイヤーや、行政で活躍している担当者など、実際に現場で活躍している方の話は、熱い思いが言葉に宿り、聞いているだけでわくわくする講義をたくさん聞くことができました。この授業には、農業職ではない一般行政の学生も参加していましたが、彼らの視点や意見も新鮮で参考になりました。

3 県で活かしたい項目
事業や施策を進めるために、①現状課題の把握と②目指す姿の構築、③そのギャップを埋めるための手段、それぞれを数値の根拠や理論立てなどの手法を学んだので、新規事業の立案の予算作業やビジョンなどの計画策定作業に役立たせたいと思います。また、お世話になった先生方や他の自治体職員、留学生などのネットワークを構築出来たので、そういった人脈を今後も活かしていけたらと思っております。

渡邊優美

渡邊優美

茨城県農林水産部
販売流通課
6次産業化・輸出推進室

私は農業職職員として茨城県に採用され,普及指導センター,本庁での協同農業普及事業担当を経て,GRIPSで勉強する機会をいただきました。

農業政策コースでは,現在の農業分野における政策立案や施策運営の考え方,食に関する地域振興について民間企業や金融機関,自治体等の事例を学び,それを県でどう生かすのか,県で本当に必要なことは何なのか,を考える機会を与えていただきました。そこから,担当の分野だけでなく全体を俯瞰し,今の仕事がどう効いているのか,という視点で仕事を見ることの重要性を再認識することとなりました。

併せて,「ポリシー・ペーパー」の作成では,年間を通じて1つのテーマについて研究し,何も無いところから考え抜き,何かを生み出すことが必要でした。今までの業務とは相反する状況下,生みの苦しみを乗り越え,成果を論文という形で残せたことは,達成感を得るとともに今後の自信に繋がると感じています。

さらに,各分野の第一線で活躍されている先生方から学べたこと,全国の自治体,金融機関,民間企業等所属の異なる多くの同級生と出会い一緒に学べたことは,大きな財産になると考えます。

現在,6次産業化の担当となり,授業で学んだことを生かしているところです。今後,様々な所属で農業関係の仕事に携わることと思いますが,GRIPSで学んだことを活かしていきたいと考えます。

赤嶺義人

赤嶺義人

沖縄県
農業研究センター
研究企画班

【政策研究大学院大学】
本大学院では、目先の業務・施策から離れて、将来を見据えた中長期的な政策含めて、専門分野だけでなく幅広い分野から総合的に各種政策動向・課題の本質を学んだ上で、各分野の政策・施策展開できる総合的かつ実践的な企画能力等に繋がる体系的なカリキュラムとなっており、非常に有意義な学びとなりました。  

なお、平成28年度から地方創生関係の地域振興・金融コースが新設されるなど、政策の最前線の講義が常に学べる体制など非常に優れた環境でした。

【公共政策プログラム農業政策コース】
本プログラムでは、日本トップクラスの講師陣から公共政策に関する経済学や行政学、政治学などから各種専門の学問まで、幅広く学ぶことができ、非常に貴重な経験をさせて頂きました。

農業政策コースでは、原先生からアジアを中心とした世界の食料・農業政策や日本の中で特異な北海道・沖縄の農業政策など「グローカルな視点」を学べ、岡島先生から日本における戦前・戦後の農地、コメ、農協などの政策について、その変遷と各種時代背景や社会情勢に対応して当時の「農林水産省幹部等がどのように政策判断」してきたのか、その転換期含め公共政策とは如何と考えさせられる講義である。指導教官でもある株田先生からは、近年の食料・農業・農村政策の背景や6次産業化など「異業種連携による地域振興の重視すべき点」などが学べるとともに、ポリシーペーパー(修論)を通して日本・地域、そして「人の行動を変える政策」を予算だけに頼らない施策含め議論できたことが印象に残っています。

【今後の業務に生かしたいこと】
貴重な経験を生かして、過去から将来の政策・施策を考えつつ、沖縄・各地域振興の一助になれるよう日々の業務に邁進したい。また、お世話になった先生方や社会人学生、留学生などの貴重なネットワークが出来たので、今後も生かしていけたらと思います。

中村知洋

中村知洋

山梨県
総務部財政課
予算第二担当主任
(地域政策コース修了)

私は行政事務職で、地域政策コースに入学しました。私がGRIPSで学びたいと考えたことは、行政経営の考え方と地域をどのように活性化していくかということでした。GRIPSに入る前に農業関係の予算に携わることがあったということと、貴重な地域資源である農業について学んでみようと考えたため、農業政策コースの講義も積極的に受講しました。  

自分自身は農業技術職でなく、また農業とあまり関わりのない生活を送ってきましたが、農業政策の歴史から現状までを一連の流れとその背景、その考え方をわかりやすく学ぶことができました。それに加え、講義の中では農業政策コースだけでなく、他のコースの同級生とディスカッションする機会にも多く恵まれ、様々な背景を持った同級生の農業政策に対する見方、考え方を学ぶことができ、貴重な経験となりました。

また、ポリシーペーパーについても農業に関することをテーマとして選定しましたが、農業者の方や食品事業者の方等へのヒアリングや現地調査等、行政事務の仕事ではなかなか無いことを経験でき、自分自身の視野を広げることができました。

GRIPSで学んできて、自分自身のコース専攻について学ぶこと以外に、経験していない分野についても自分自身で選択して学ぶことができる貴重な機会でした。通常であれば、自身の担当業務のみにしか目がいかなくなることが多いですが、本当の主体性をもって取り組むことができました。それに加え、自分が見えていなかったことを見ることができたり、新たな人とのつながりができたり、色々なものを得ることができたと思っています。通常の業務のみでは、ここまで濃密な経験はなかなかできないものだと思います。そのため、ここで得たものを日々の業務、また、将来を見据えた基礎として、今後の山梨県の発展に貢献していきたいと思っています。

パンフレット

農業政策コース
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政策研究大学院大学

農業政策コース

担当教授:大口篤志

事務局職員:橋本亜伊子

[Eメール]

nougyou-seisaku@grips.ac.jp

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03-6439-6290 (直通)

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