明治大学農学部教授

小田切 徳美

おだぎり とくみ

メッセージ

農山村や離島で始まった人口減少、高齢化はいまや大都市も含めて、わが国全体を覆っています。しかし、農村ではそれに抗する「地域づくり」の動きが1990年代より始まり、試行錯誤を積み重ね、今に至っています。また、最近では「田園回帰」も各地で活発化しています。つまり、農村は日本全体から見れば、「課題先進地域」であると同時に、再生のフロンティアと言えます。そのような動きを的確に把握し、冷静に分析し、さらにそれを促進する政策を構築することが今求められています。この延長線上には、その経験を都市再生にどのように応用できるかも求められます。「農村再生論」は、このよう実践的学問領域です。皆さんも、自らの地域の再生をどのように進めるのか意識した、講義への参加を期待しています。

略歴・専門分野

1959年生まれ、東京大学農学部卒業、東京大学大学院博士課程単位取得中退。農学博士。高崎経済大学経済学部助教授、東京大学農学部助教授を経て、2006年より現職。
専門は、農政学・農村再生論。
著書に、『農山村再生』(岩波書店)、『農山村は消滅しない』(同)、『世界の田園回帰』(共編著、農文協)、『内発的農村発展論』(共編著、農林統計出版)、 『農山村からの地方創生』(共著、筑波書房)等多数。