政策研究大学院大学






研修の趣旨・目的

近年、少子高齢化や人口減少、地域経済構造の変化等に伴い地域社会そのものの弱体化が進む中、それぞれの地域において、 日々変化する諸課題に対応していくためには、従来の縦割りの行政組織を超えて、行政組織相互や行政と住民・NPO等、さらには 住民とNPOなどを積極的にコーディネートし、現地の実情に即した課題の解決に導いていく人材の育成が不可欠です。
このため、本研修では、地域コミュニティが弱体化している現状を理解し、これらの課題解決に向けて、活用可能なコミュニティ施策等の全体像の把握とともに、具体的な地域課題に対する解決策の企画立案及び実践を可能とするスキルを身につけることを目的としています。
研修の講師は、コミュニティ政策を専門とする大学教授・研究者やコミュニティ関連施策を担当する各中央省庁の職員のほか、地域活動のリーダーや先進的な自治体の首長・職員が務めます。また、本研修では、研修修了後も情報交換等を行えるよう、研修生のネットワーク形成にも努めます。

地域コミュニティの政策イノベーション能力(つなぐ力)とは、地域コミュニティの課題を解決するために、縦割り行政の壁を超え、行政と民間の垣根も超えて、新しい発想の下に、課題解決に必要な関係部局、関係団体等を結びつけながら、現場ニーズに対応して解決方策を企画・立案、実践できる能力をいいます。

研修の対象者

市町村又は都道府県の職員を対象とします。コミュニティ政策の企画・実施にあたって中核的な役割を担うことが期待される者で あれば、年齢・役職は問いません。なお、本研修の主たる対象は自治体職員ですが、地域コミュニティの課題解決に関心の高い地方 議会議員やNPO等の職員も対象とします。

研修の特徴

コミュニティ関連施策の網羅的な学習

地域コミュニティの課題に係る国の問題意識や考え方、具体的な政策・事業メニューについて、実例と併せて、直接中央省庁の政策 立案・運用を担当する職員から講義を受けます。また、現場での活用面についても、直接意見交換をすることができ、実用性を重視 した内容としています。

「つなぐ」ことで課題解決に導いた先進事例から実践スキルを学ぶ

各府省の政策・事業メニューを有機的に結びつけて活用することによって地域の課題解決に導いた具体的な事例を、現場の職員や 地域活動リーダーからの生の声により、複数の分野にわたり多数学ぶことができます。

地域コミュニティに係る全方位的な学習と演習によるイノベーション能力の強化

各府省の政策手段と、これらを結びつけ有効活用した事例を併せて学ぶことで、縦と横の双方から地域コミュニティに係る課題を 捉えていき、総合力を養成します。与えられた課題に対して解決策の提案を行う演習を実施する中で、自らの政策イノベーション能 力を開発・研鑽していくことができます。

全国自治体の職員との意見交換

同じ悩みを抱えている全国の自治体職員との意見交換を通じて、課題解決のアイデア・ノウハウを共有・ブラッシュアップすることが でき、また研修終了後のネットワーク形成にもつなげられます。