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フィールドトリップ |
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| ◆ 2011年度のフィールドトリップ | ||||||||||||||||||||||||
| ■ 財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2012年01月12日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団の活動や運営について伺いに、錦糸町のすみだトリフォニーホールを訪問しました。ご対応いただいた桑原事務局長からは、新日本フィルの歴史やマネジメントの苦労や工夫、これからの課題などについて、具体的なお話を伺うことができました。 東京にはオーケストラが10団体あり、世界に例を見ない数の多さです。そのような厳しい競争下で、固定ファンを確保するため、新たな裾野を広げるため、また資金を確保するため、様々な工夫を凝らして企画運営を行っていることを知りました。また、新日本フィルは墨田区のオケとして、鑑賞教室やコミュニティコンサートなど地域で積極的に活動しています。地域に根ざすための地道な努力が徐々に花開きつつあると伺い、今後の展開が楽しみだと感じました。 最も印象に残ったのは、オケの存在意義についてのお話です。事業仕分けや震災を受け、「オケは本当に必要か?」という問いに答えていかなくてはいけないという強い思いを持っていらっしゃいました。音楽の持つ大きな力について熱い思いをお持ちである一方で、自ら厳しい目を向け挑戦していく姿勢に、深い感銘を受けました。 (公共政策プログラム 久保田美穂子さん) |
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| ■ 国立劇場 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年12月22日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 国内5カ所の国立劇場を運営する日本芸術文化振興会はその前身が昭和41年に設立され、職員 298人と、歴史も規模も大きな団体です。見学させていただいた半蔵門の国立劇場は歴史ある厳かな雰囲気で、立派な絵画 が並び、そこにいるだけで伝統芸能に触れているような気になります。そして劇場もさることながら、裏方の舞台装置や道具のスケールに圧倒され、楽屋1つを取っても、伝統やしきたりが根付いていることに驚かされます。さらに、国立劇場では、市場だけでは伝承が困難な伝統芸能や地方の芸能の公演、公演映像を記録し保存する活動や後継者の人材育成も重要な事業となっています。行政評価の話も伺いましたが、 このような文化振興活動を、財務や成果によってどのように評価していくのかというのは大変難しい課題だと感じました。最も印象に残ったのは、「伝統芸能を支えるには、芸術の伝承者、観客、技術者(人形や鬘を作る人等)の3本柱を同時に養成することが必要なのだ」という話です。国立劇場の目的は単なるハコ物の運営ではなく、第一に伝統の保存と振興なのだということを理解するとともに、私の出身地である沖縄県の伝統文化の振興についても考えさせられることとなりました。 (地域政策プログラム 仲宗根睦さん) | ||||||||||||||||||||||||
| ■ アサヒアートスクエア | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年6月29日 | ||||||||||||||||||||||||
(アサヒビール芸術文化財団提供) |
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| アサヒビールの文化支援活動について、財団法人アサヒビール芸術文化財団の加藤種男さんからお話を伺いました。アサヒビールの文化支援活動は、かつて民藝の作品を多く蒐集した同社初代社長の山本爲三郎氏の高い見識に端を発し、その思想は今日も大山崎山荘美術館やアサヒ・アートスクエアの企画・運営の独創性として引き継がれています。 また、アサヒビール芸術文化財団は上記の施設の運営の他に、隅田川を中心とする地域全体の文化振興や街づくりにも大きく貢献しています。「町全体が美術館になって、美術館はそのネットワークの拠点になればいい」という加藤氏のお言葉が強く印象に残りました。(加藤さんのお話の後、会場をアサヒ・アートスクエアに移し、『「江戸をおどる」つくる、おどる、見せるまで〜ダンスクリエーション&ショーイング〜』を鑑賞しました)(文化政策プログラム 布目藍人さん) |
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| ■ 横浜BankART 1929 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年6月23日 | ||||||||||||||||||||||||
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| BankArt 1929は、歴史的建造物を文化芸術に活用し、都心部再生の起点にしていこうとする横浜市のクリエイティブシティ事業のリーディングプロジェクトで、今回市から委託を受け運営をされているBankArt
1929代表の池田修さんからお話を伺うとともにアートスタジオの見学を行いました。 BankArt 1929は日本郵船から借り受けた倉庫を改修して活動しており、美術、建築、パフォーマンス、音楽等多岐にわたる分野でスタジオ、スクール、カフェパブ、ショップ、コンテンツ制作等年間数百の事業を活発に行っています。運営や事業実施には様々な人々、団体、市民との協力のもと行われているようです。特に横浜市担当部局との良好な信頼関係を築いており円滑な運営が行われているようで、官民協働の極めて質の高い成功例ではないかとの印象を持ちました。 現在はレジデンスプログラムとして6月29日までOPEN STUDIOが開催されています。これは、公募で選ばれた48組のアーティストに制作の場所を1か月ほど提供し、普段の制作風景を市民に見ていただく趣向のものです。アーティストたちの生き生きとした制作現場を目の前で見ることができ、またアーティストとの交流も広がることから新しいタイプの芸術展示を野心的に行っている印象を受けました。 (公共政策プログラム 清水宣彦さん) |
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| ■ 東京都現代美術館 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年6月16日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 東京都現代美術館の運営について、副館長の大野さんからお話を伺うことができました。地元商店街の協力、来館者数、美術作品の購入予算と選定方法、指定管理者制度導入とスタッフ体制など、中には少しきわどくお答えしづらい内容もあったかと思いましたが、どのような質問にも率直かつ丁寧にお答えいただきました。 現代美術館は「現代」と「美術」を結ぶ「開かれた美術館」という方針の元、スタジオジブリ関連の企画展を開催し、来館者を飛躍的に伸ばしています。敷居を単に低くする取り組みだけでなく、昨夏は同時企画として「こどものにわ」という、こどもの認識世界に着目して若手作家が空間構成する参加型・体感型の展示がされ、コンテンポラリーアートの世界を決しておざなりにはしません。採算や来場者といった数値ばかりが幅を利かせつつある現代にあって、こうした定量的評価に対応しつつ、アートが持つ「いまを問う力」が運営にも生きている、そんな印象を持ちました。(地域政策プログラム 内田誉文さん) | ||||||||||||||||||||||||
| ■ ルーヴル‐DNP ミュージアムラボ | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年5月14日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 今回のフィールドトリップは、大日本印刷(DNP)の五反田ビルに開設してある「ルーヴル-DNP ミュージアムラボ」を訪問し、ルーヴル美術館工芸品部門のロラン・クルゼ氏の講演を聞き、ルーヴル美術館のコレクションであるセーヴル磁器を観覧した。
講演会では、ルーヴル美術館を支える修復部門の職人や展示に向けて作品の備付作業の様子などが紹介された。普段は目にすることのない職人達の仕事であるので大変興味深く、また、それぞれの作業に美術品に対する強い熱意を感じることができた。なお、ルーヴル美術館は約2500名の職員が働いており、「都市の中に都市がある」と説明がされるほどの規模を誇る。美術には多くの人と多額の資金が必要であると改めて実感するとともに、その知名度、美術に対する真摯な姿勢があるからこそ、ルーヴル美術館にはメセナ等をはじめとして多くの資金が集まるのであろう。 展示会は、18世紀にフランス王朝から他国に贈られた貴重なセーヴル磁器の観覧であったが、その展示方法自体を楽しめるような工夫がされていた。情報技術を活用した映像や画像を使った解説、タッチパネルを使った体験的な展示など、最新技術を使用した新しい鑑賞方法を体感することができ、一般的な美術館にはない斬新さを感じることができた。 (公共政策プログラム 吉野貴浩さん) |
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| ◆ 2010年度のフィールドトリップ | ||||||||||||||||||||||||
| ■ (株)キングレコード | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2011年1月15日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 初代講談社社長野間清治氏により、”目から出版文化”と併せて”耳から音楽文化”への貢献を目指し、キングレコードは昭和5年に創設された。キングレコードというと演歌というイメージが強いが、その音楽レパートリーは、洋楽・邦楽・アニメ・民族音楽・クラシックから最新ヒットまで網羅しており、日本における音楽文化の向上発展に寄与している。今回は、ストラテジックマーケティング本部・制作部・プロデューサーの松下久昭氏にお話を伺った。レコード業界の位置、役割、今後の方向性から、氏が担当しておられるクラシックの制作現場のお話等盛りだくさんの内容であった。1年かけて1000枚売れればよいというクラシック業界の中で、氏は、米良美一、西本智実、のだめカンタービレ・バーチャルCDや最近ではTSUKEMEN等を手がけ、ヒット作を生み出している。またお話の節々に、クラシック音楽への情熱、それに携わる者としての覚悟がうかがえ、レコード会社の存在意義が問われる現在の状況において、業界を牽引していこうという姿勢は目を見張るものがあった。そんな氏の「後にヒットするものは、大抵社内会議では猛反対を受けるものですよ」という言葉は、デジタル化による危機が叫ばれて久しい業界の一翼を担う者としての気概と自信が感じられる、非常に心強いものであったと思う。(文化政策プログラム 佐々木美緒さん) | ||||||||||||||||||||||||
| ■ NHK交響楽団 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2010年12月09日 | ||||||||||||||||||||||||
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| NHK交響楽団(以下N響)は2011年10月5日に85周年を迎える、日本を代表するプロ・オーケストラ団体である。N響の公益事業は大きく演奏活動と普及活動の2つに分けることができ、前者ではN響アワーなどの放送番組と一体となりN響のブランド力も高めており、地方公演のチケットは完売するという。後者としては、「病院コンサート」・「NHKこども音楽クラブ」などNHK厚生事業団とともに社会貢献をしている。2004年度にはドイツのベルリン・フィルを例に我が国初の若手育成のための組織である「N響アカデミー」が発足した。また、運営事務局としても、音楽に精通し、よりよい環境を楽団に提供しようと努力しているとのことである。今後は、2010年度から公益財団法人として認定されたことにより、収支相償を維持していくために更なる経営努力が求められると考えられる。音楽面では、シャルル・デュトワ氏を音楽監督に採用して以来、今まで得意だったドイツ音楽のみならずフランスの要素も加わり、楽団の演奏力をより発展させているとのことである。2011年のアメリカにおける海外公演の実施を含め、我が国を代表するオーケストラとして、世界という舞台でもより一層活躍してもらいたいと感じた。(文化政策プログラム 稲田祐志さん) | ||||||||||||||||||||||||
| ■ 国立劇場 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2010年07月08日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 日本古来の伝統芸能を上演する国立劇場。楽屋前の廊下を通って舞台に入ると、観客席がずっと向こうに見えました。そしていよいよ舞台下に。奈落は予想をはるかに超える大きさで、大道具を作る作業場も備えられていました。表舞台に立つ俳優さんから舞台脇の簾の向こうで楽器を奏でる演奏家の方、回転舞台を操る方から大道具を作る方まで、多くの方によって伝統芸能が今に伝えられていることを再確認しました。「新しい観客層の開拓や地方公演にも力を入れていきたい」とおっしゃっていた芸能部副部長の田村さんのお言葉が印象的でした。(地域政策プログラム 山ア幸江さん) | ||||||||||||||||||||||||
| ■ 東京国立博物館 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2010年07月03日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 東京国立博物館は建物そのものが展示品である。正門から左手に明治末期のネオ・バロック様式の表慶館,中央に昭和初期の重厚な帝冠様式の本館,右手に戦後モダン建築の東洋館が見える。近代日本の歴史の歩みを入館前から感じさせてくれるのである。 収蔵品も我が国の国宝の16%が存するという,名実ともに我が国最大の博物館である。その貴重な収蔵品にひたすら生命を与え続けている神庭保存修復課長の「保存・修理について,最も大切なことはいかに修理をしないかということである。」という言葉が実に重く響いた。修理をしないために如何に保存を精緻・丁寧に行うか,担当者の血と汗を彷彿させる言葉である。 1000年の時を経て今なお光を放つ数々の刀剣にも,妖しいまでの彩色を湛える愛染明王像にも我々の心をうち震わせる歴史と美がある。1000年後,2000年後の我々の子孫にもそれ以上の感涙を与えることができることを願って止まない。それには,我々が自国の文化を畏敬し,携わる方々への援助を惜しみなく行わなければならない。(地域政策プログラム 渡邉澄人さん) |
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| ■ 企業メセナ協議会 | ||||||||||||||||||||||||
| 実施日:2010年06月24日 | ||||||||||||||||||||||||
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| 今回のフィールドトリップは、その企業メセナ協議会でお話を伺ってきました。「メセナ」という言葉、実はフィールドトリップの対象になるまで意識したことのないものでした。これは、芸術文化支援(フランス語)のことで、日本では、1990年企業メセナ協議会設立に際し、知られるようになったそうです。私たちが企業の支援という形でよく見聞きするのは「協賛」であり、大規模予算、芸術消費型といった性質を有しています。それに対して、「メセナ」は小規模な予算ながらも芸術の創造・育成に重きを置いています。
企業は、CSR(企業の社会的責任)に則り、環境、福祉などへの貢献に、プラスして行われているのが実情ですが、メセナはコストをかけなくても、マンパワーや物、場所の提供という形で実施することもできるということです。不況だからといってできないものではなく、小さなことからでも一つ一つ積み上げていくことが大切だということを実感しました。 また、地方の芸術文化の動向についても、様々にご意見をいただきました。文化施設への指定管理者制度導入により、文化政策に対する方針のないまま経費削減が中心になっていることや、市町村合併により文化施設の統廃合が進み、人材が離散してしまうことなど、地方の文化行政に対する危機感が強く感じられました。 (開発政策プログラム 飯田哲徳さん) |
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| ⇒2009年度以前のフィールドトリップの詳細は【こちら】(別窓が開きます) | ||||||||||||||||||||||||