研究計画

   本班は、これまで日本の経済史研究者が内外で組織してきたグローバル・ヒストリーや環境史に関するプロジェクトの経験と成果をふまえ、そのネットワークを継承しつつ、比較史や関係史の理解に関心を持つ代表的経済史家を集めて、新しい学術領域を創成しようとするものである。その方法として、文献研究と資料・データの発掘・加工という経済史学の正統的な方法に加え、内外の研究者のあいだでの徹底的な知識の共有を求める、国際共同研究の方法を採用する。それによって、現在それぞれの専門分野で獲得できる専門知識をふまえた、バランスの取れた判断が可能になるであろう。それを、欧米の学術的拠点においてではなく、アジアにおいて行うことにも資料上、人材発掘上の大きな意味がある。